
FIREを目指す過程で、避けては通れないのが「住まいの問題」です。
住宅費は人生最大の支出。この選択一つでFIREの成否が決まると言っても過言ではありません。住宅ローンを完済し、抵当権抹消登記を終えた今、私がたどり着いた「FIRE後の住まい戦略」を公開します。
- 家を売れば「1.2億円」で即FIRE可能という事実
- なぜ「それでも持ち家」を選んだのか?(嫁ブロックの正体)
- 持ち家派が取るべき「定住×長期旅行」という新戦略
結論:持ち家を拠点に「世界」を遊び場にする
賃貸、売却、地方移住。あらゆる可能性を検討した結果、我が家は「今の持ち家に住み続ける」という結論に至りました。
最大の理由は、いわゆる「嫁ブロック」です。
私個人としては、「家を売って身軽になり、資産を最大化して早期FIRE」というプランに惹かれていました。
しかし、以下の要素を総合的に判断すると、現状維持が「家族全体の幸福」にとって最良でした。
- 妻の価値観:住環境の変化を望まない
- 子どもの環境:学区や友人関係の維持
- 両親との距離:サポートを受けやすい現在の立地
ただし、ただ定住するわけではありません。
住居を固定しつつ、「数ヶ月単位の海外長期滞在」や「世界一周」を組み込み、行動の自由を最大化するのが私の戦略です。
1. 賃貸という選択肢:実は「今すぐFIRE」が可能だった
シミュレーションをして驚いたのは、家を手放せば今すぐにでもFIREできるという事実です。
| 資産の内訳 | 金額 |
|---|---|
| 純金融資産 | 7,000万円 |
| マンション売却益(予測) | 4,000万円 |
| 公務員退職金(見込み) | 1,500万円 |
| 合計(FIRE原資) | 1億2,500万円 |
4%ルールで運用すれば、年間500万円(月42万円)の生活費。
今の我が家ならお釣りがくるレベルです。
しかし、妻から見れば賃貸への移行は「生活レベルの低下」や「育児環境のリセット」というデメリットしかありませんでした。
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2. 持ち家のリスク:完済した今だからこそ見える壁
住宅ローン完済で固定費は劇的に下がりました。しかし、「所有」にはリスクも付きまといます。
【持ち家継続の4大リスク】
1. 災害リスク:特に首都圏の地震リスク
2. 資産価値の下落:老朽化による減価
3. 維持費の上昇:修繕積立金の増額
4. 流動性の低さ:売りたい時にすぐ売れない
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また、憧れの「沖縄移住」も検討しましたが、那覇近辺で今の家と同等の条件を探すと、価格差がほとんどないことが判明。物価高騰の影響もあり、「地方=安い」という公式はもはや崩れています。
3. 地方移住:タイミングが「今」ではない理由
子どもの年齢(小4と来年小1)を考えると、今が最も動けない時期です。習い事やコミュニティ、そして親の介護。これらを総合すると、移住は「いつか」ではなく「今は難しい」というのが現実的な答えでした。
まとめ:定住×長期旅行のハイブリッドFIRE
家を売れば経済的自由は加速しますが、家族の幸せを犠牲にしては本末転倒です。
私は、「定住しながら、フットワークは軽く」というスタイルを目指します。
- 拠点は今の持ち家(固定費最小化)
- 年に数ヶ月は海外で暮らすように旅をする
- アフリカやウユニ塩湖など、行きたい場所へ行く
「住まいに縛られない」のではなく、「住まいは固定し、生き方を自由にする」。これが、検討し尽くした末にたどり着いた、我が家のFIRE戦略です。
住宅ローン完済後の「抵当権抹消」の手続きについても、実体験を別記事でまとめています。これから完済を目指す方の参考になれば幸いです。
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