火(FIRE)の呼吸・壱ノ型 指数連動のうねり

​「火(FIRE)の呼吸」で安定の椅子を投げ出す。資産7000万円の公務員パパが綴る、自由への全記録。【FIRE達成率】60.4%!(2026.1)

【公務員FIREの罠】44歳・年収900万円でも失業保険は0円|知らなきゃ詰む“官民格差”

追いかけても掴めない失業保険

 「44歳、年収900万円。公務員として走り抜けてきたけれど、そろそろFIRE(早期リタイア)が見えてきた。」

 

そう考えたとき、ふと疑問に思いませんか?

「もし今辞めたら、失業保険はいくらもらえるんだろう?」と。

 

実は、公務員には民間企業のような雇用保険が存在しません。

この「官民格差」、FIREを目指す人間にとっては驚くほど不利に働きます。

 

【衝撃の事実】公務員に「失業保険」は1円も出ない

結論から言います。公務員は雇用保険に加入していないため、ハローワークに行っても失業保険(基本手当)はもらえません。

 

「クビにならないから」という理屈で制度から除外されていますが、自ら退職を選ぶ人間にとっては、これは単なる「セーフティネットの欠如」でしかありません。

1. なぜ44歳・年収900万円の公務員は「分が悪い」のか?

民間企業で年収900万円を稼ぐ同年代がFIREする場合、彼らは「失業保険」という強力なブーストを活用できます。

しかし、公務員にはそれがありません。

 

「クビにならない」という神話の代償

公務員は法律で身分が守られています。

倒産もリストラもない。

だから「失業に備える保険」は不要……。

これが国や自治体の言い分です。

 

しかし、労働基準法の多くが適用外となっている公務員は、辞める時も「労働者」としての権利が一部制限されているのが実態です。

 

FIRE勢を絶望させる「差額支給」のカラクリ

「失業者の退職手当」という制度はありますが、これは「退職金が失業保険の額を下回る場合」にのみ、その差額がもらえる仕組みです。

 

年収900万円、44歳まで勤めた場合、退職金はそれなりの額(数百万〜一千万円超)になるはずです。

 

すると、失業保険相当分はすでに退職金に含まれているとみなされ、追加支給は実質ゼロになります。

 

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2. 【可視化】官民格差シミュレーション

もし、あなたが「年収900万円の民間社員」だった場合と、現在の「公務員」で比較してみましょう。

退職後の「現金給付」比較(自己都合退職の場合)

項目 民間企業(年収900万) 公務員(年収900万)
退職金 会社規定により支給 条例に基づき支給(高額)
失業保険 約110万円〜
(日額上限×150日想定)
0円
再就職手当 あり
(早期再就職で数十万)
なし
教育訓練給付 あり
(最大70%キャッシュバック)
なし

ここが納得いかない!
民間の人は「退職金+失業保険」の両取りができるのに、公務員は「退職金」一本勝負。この100万円単位の差は、FIRE後のキャッシュフローに大きく響きます。


3. 47歳公務員が直面する、さらなる「官民格差」

失業保険以外にも、退職周りには見えない壁が存在します。

 

リスキリング費用の自己負担

民間なら、プログラミングや診断士などの資格取得に「教育訓練給付金」が使えますが、公務員は全額自腹です。

年収900万円で貯えがあっても、リタイア後の支出としては手痛いものになります。

 

FIRE後の健康保険料

公務員(共済)から任意継続する場合と、民間の健保から継続する場合。

どちらも負担は重いですが、雇用保険がある民間人は、自治体によって「特定理由離職者」として国民健康保険料の減免を受けられるケースがあります。

公務員にはこの「失業による減免」のハードルが非常に高いのが現実です。

 

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まとめ:公務員FIREは「防衛資金」を厚めにせよ

「44歳、年収900万円」というステータスは、組織の中にいれば最強です。

しかし、一歩外へ出ようとすると、国が設計した「公務員は死ぬまで辞めないはず」という古い制度が、牙を剥いて襲いかかってきます。

  • 失業保険は1円も期待できない。
  • 退職金は「失業保険込み」の金額だと言い聞かされる。
  • 再就職支援やスキルアップの補助も一切なし。

この差別とも言える区別に納得はいきませんが、制度が変わるのを待っていても時間は過ぎるだけです。

 

公務員がFIREを目指すなら、民間人よりも最低でも「1年分」は多い生活防衛資金を確保することが、真の自由への近道と言えるでしょう。

 

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