火(FIRE)の呼吸・壱ノ型 指数連動のうねり

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公務員の給料を新入社員から退職まで上場企業と比較|30代の絶望と40代の逆転、退職金のリアル

サラリーマンvs公務員

「公務員は安定していて高給取り」――その神話は、いま現場から崩れ去ろうとしています。

 

特に大規模自治体では、「30歳までワーキングプア」「働かない中高年の尻拭い」「時給換算すると悲惨な残業」という過酷な現実が待っています。

本記事では、公務員の給料のリアルを上場企業と比較しながら、若手が愛想を尽かしている組織構造の闇に切り込みます。

 


1. 結論:公務員の給料は「若手を犠牲にした」後払いシステム

結論から言うと、公務員の給与体系は「若いうちは搾取され、働かなくなった高齢層が最も得をする」という、極めて歪な構造です。

年代 公務員の年収・退職金リアル 上場企業との比較
20代〜30代 年収300万〜500万。手取り10万円台も。 完敗。生活はカツカツ。
40代〜50代 年収700万〜900万。年功序列で自動上昇。 同等〜勝利。逃げ切りモード。
定年退職時 退職金として別途2,100万円〜 大手と同等だが確実性が高い。

 

👁‍🗨途中退職の場合の退職金も調べてみた↓

 

 


2. 理由と実態:なぜ優秀な若手が「内定辞退・退職」するのか

【30歳まで】体感はワーキングプア。上場企業との絶望的な差

県庁・政令指定都市クラスであっても、若手の基本給は驚くほど低いです。

  • 家賃負担が重すぎる: 都市部の家賃に対し、住居手当の上限(約3万円)は不十分。可処分所得で比べると、上場企業の同期には到底及びません。
  • 内定辞退の続出: この給与カーブを見て「将来の安定より今の生活」を取る層が増え、優秀な学生ほど内定を辞退する事態になっています。

 

【組織の闇】働かない中高年と「できる若者」へのしわ寄せ

公務員制度の最大の問題は、「仕事ができない中高年をクビにできず、年々その絶対数が増えている」ことです。

現場のリアル:
PCスキルも怪しく、ミスを連発する50代ベテラン。彼らをクビにできないため、その尻拭いをし、深夜まで残業して組織を回しているのは、給料の安い20代・30代です。能力に関係なく「長く席に座っているだけ」で自分より高い給料をもらっている先輩の姿に、若者は絶望します。

 

【格差】本庁の「すり潰し」と区役所の「停滞」

  • 本庁: できる人材が集められ、年間残業1,000時間が当たり前の世界。過労死ラインを超えて働いても、評価給は雀の涙です。
  • 区役所: 法律通りのルーチンワーク。ミスなくやって当たり前とされるため、どれだけ工夫しても評価は「普通(3)」で固定。頑張っても無意味という空気が蔓延しています。

 


3. 異常なコスパ:係長の年収が「局長」を超える怪奇現象

公務員の給与体系で最も納得がいかないのが、「残業代による逆転現象」です。

残業代1,000時間の衝撃

激務部署の係長(非管理職)が年間1,000時間の残業をした場合、残業代だけで300万円以上が加算されます。

 

その結果、残業代の出ない局長(一般企業の取締役級)の年収を抜いてしまうという、歪な構造が出来上がっています。

 

責任だけ重く、実入りが少ない管理職を目指さない若者が増えるのも当然です。

 

5段階評価の壁:最高評価でも差は「お小遣い」程度

公務員にも評価制度はありますが、実態は「頑張り損」に近いものです。

  • 最高と普通の差は年10万:自治体によっても多少違うと思いますが、高評価を取っても、普通の評価との年収差はわずか10万円程度。モチベーションを維持するにはあまりに少なすぎます。
  • 評価のための「無駄な仕事」: 売上目標がないため、「新しいことを始めた」という分かりやすいアピールのために不要な事業が乱立。その維持管理がさらに現場を苦しめています。

 


4. 退職金と将来性の官民比較:最後のご褒美は残っているか

「最後は退職金で勝てる」というのは昔の話。

現在は上場企業の大手と大きな差はありません。

区分 定年退職金の目安 特徴
地方公務員 約2,100万〜2,300万円 条例で決まっており、確実性が高い。
上場企業 約2,000万〜2,500万円 企業年金等を含む。業績により変動。

※公務員の退職金は、年収がピークを過ぎた後の「後払い報酬」としての側面が強いですが、制度自体が年々引き下げられており、「将来本当にもらえるのか」という不安が40代以下の離職を加速させています。

 

👁退職金控除をフルに使う方法を解説しています、idecoをやっている方は↓

gofireman.hatenadiary.jp

 


5. まとめ:公務員の「コスパ」はもはや限界

公務員の給料を新入社員から退職まで俯瞰すると、見えてくるのは「優秀な若者の犠牲の上に成り立つ、働かない高齢者の逃げ切りシステム」です。

  • 30代前半までは上場企業に完敗。生活は苦しい。
  • 働かない中高年が高い年収を維持し、若手がその尻拭いをする構造。
  • 激務部署の残業代が唯一の「稼ぐ手段」という歪み。

「安定」という看板に隠された、この不条理。内定辞退者が相次ぎ、40代以下の層が愛想を尽かして退職していくのは、今の時代にこのシステムが適合していない何よりの証拠です。

   

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